北海道勤労者医療協会
北海道勤医協の病院 北海道勤医協の診療所 老人保健施設・看護学校
宮城「心のケア」チームに参加して-田村修医師(2)
北海道民医連新聞 2011.7

 この事業に人材派遣会社を通じて地元のスタッフを10人ほど採用したとのことです。これはこれで立派な支援です。
 では、「民医連らしい」支援とは?
 それは、先のクリーニングに例えれば「同じような事業を地元のクリーニング協会が出来るような方策を考えること」、つまり被災地の回復力を援助し、地元に活動を引き継ぐことでしょう。多賀城地区の心のケア支援は7月以降、地元の保健師ネットワークを核にし、そこに大学地元の民間精神病院が加わる協議会形式に昇華させ、民医連のスタッフも可能な規模で継続的な援助に入る形で検討が進んでいます。

被災者に寄りそって

 阪神淡路大震災のとき、自らも被災しながら陣頭指揮をとった中井久夫神戸大精神科教授(当時)は、震災時の心のケアについて「特別なことではない。(1)一人にしないこと、(2)体験を共有すること、(3)生活の支援、の3段階が大切である」と語ってます。私たちが被災者・被災地の現状に心を寄せ、経験を共有し、復興を長期的に支えて行くことが今後ますます重要になるでしょう。

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