北海道勤労者医療協会
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「生活復興」への支援―職員12名が第一陣
勤医協新聞 2011.8

大震災被災地で職員がボランティア活動

 7月30日、31日、東日本大震災で被災した宮城県で北海道勤医協の職員12人が生活支援ボランティアとして、稲作農家の苗床洗浄や墓地の清掃作業にあたりました。大震災から5カ月以上が経過しましたが、被災者は生活再建のために今もなお多くの人手を必要としています。

5千枚の苗床を洗浄 

 7月30日、宮城県でボランティアの受け入れを行っている全国災対連共同支援センターに、北海道勤医協の職員の他、土木建築組合や外国人など、約70人が集まりました。東松島市鳴瀬町の稲作農家の支援に入り、津波による塩とヘドロで使用できなくなっていた苗床の洗浄作業を行い、1万6千枚のうち約5千枚の洗浄をすることができました。
 被害の大きさから廃業を考えていたという農家の方は、「ありがとう。でも皆さんに頼っていてはダメなんだ、自分でやっていかんと」と、支援活動への感謝と復興についての思いを語ってくれました。

支援の継続が必要

 7月31日、石巻市門脇町に移動し、墓地の清掃作業を行いました。寺の近くにある墓地は、流木が墓石を倒し、ヘドロと、製紙工場から流れ込んだ水を吸った重いパルプなどの漂流物が散乱している状態でした。
 墓地に自衛隊の支援を受け入れると重機などで墓石まで撤去され、更地になってしまいます。墓地を管理している住職は、お盆の時期を迎え墓参りをしたいという被災者・遺族の願いを考慮して、「誰のお墓かわからなくなる」と自衛隊の支援を断り、ボランティアの支援を受けることにしました。
 ボランティアが、麻袋に漂流物をつめる作業を進めていくと、ヘドロやパルプの間から写真や子どものおもちゃなどが次つぎに出て、作業の手が思わず止まります。墓地を綺麗にして、誰のお墓かわかるようにしようと作業を続けると、徐々にお墓と地面が出てきて、見違えるようになりました。
 支援ボランティアとして参加した中央病院の五十嵐謙人医師は、「小さな支援が集まれば、大きな力になる。それには継続が重要。震災は続いていることを忘れてはいけない」と感想を語りました。引き続き、第2次生活支援ボランティアは、8 月26日から8月四日の期間で実施する予定です。