かぜ薬について
2026-05-21
健康講座「かぜ薬について」
皆さんこんにちは。
今日は「かぜ薬」についてのお話をさせていただきたいと思います。
さて、このかぜ薬ですが、診察の場面で、「かぜはひいていないけれど、何かあった時に飲めるように薬が欲しい」と希望される方がとても多く見られます。
いわゆる総合感冒薬のことで、平和診療所では《ピーエイ錠》がよく処方されています。
ここで、成分について簡単にお伝えしたいと思います。
★総合感冒薬 (ピーエイ錠、PL顆粒、トーワチーム顆粒など)
・サリチルアミド:解熱鎮痛成分(熱さまし・痛み止め)
・アセトアミノフェン:解熱鎮痛成分(熱さまし・痛み止め)
・無水カフェイン:解熱鎮痛効果を助ける成分
・プロメタジンメチレンジサリチル酸:抗ヒスタミン成分(鼻水に効く)
例えば、鼻水が出るだけの場合に風邪薬は必要でしょうか。
発熱やのどの痛みもない状態で総合感冒薬を服用すると、必要のない成分まで体に取り込むことになります。その結果、肝臓や腎臓に負担がかかってしまうことがあります。
その他にも抗ヒスタミン成分による眠気、口渇、尿閉、ふらつき、無水カフェイン
による動悸、不眠、胃の不快感といった症状が出てしまう場合もあります。
看護師が問診時に必ず現在の症状を確認するのは、不必要な薬で体調を損なわないようにするためです。また、薬の飲み合わせの問題もあるため、かかりつけ医のある方は症状をしっかり医師に伝え、適切な薬を処方してもらうようにしましょう。
また、風邪薬には予防効果はありません。
風邪を治す効果もありません。
風邪薬は、症状を緩和するためのものです。
風邪薬は「必要なときに、必要な分だけ」使用することが大切です。
症状に合わない薬を漫然と飲み続けることは、体にとって決して良いことではありません。
一番の薬は、十分な睡眠や休息、水分補給、そしてバランスの良い食事です。本当の意味で風邪を治すのは、私たちが元々持っている「自然治癒力」なのです。
この自然治癒力を高めるためにも、自分の体や薬について正しい知識を持ち、適切に使用していきましょう。
