生活保護について 「権利としての社会保障」「人権」「自己責任論」について考えようと、入職1〜2年目の青年職員が呼びかけに応え、討論会を開きました。生活保護をテーマに、実際にあった事例について当事者の立場になって考えました。司会は田村さん(西区病院・SW)、助言、
者は桜井さん(札幌病院・医療福祉課長)です。
あなたは働いていて手取り月23万円程度。母親が生保を利用するというので役所から経済的支援をお願いされました。毎月3万円を仕送りしましたが、周囲の人たちか
ら「育ててもらったのにそれでは足りない。もっと払うか一緒に住むべきだ」と言われました。どうしますか?
Aさん ひとりなら親の気持ちも聞いて一緒に暮らすなど、できることはしたい。
Bさん 独身なら一緒に住みたい。お金の支援もできるだけします。
Cさん 独身ならできるだけ支援するけれど、結婚していたら家族に負担がかかるから難しいです。
Dさん 独身ならば親と暮らすことを考えます。別に住んでお金を渡すことはしません。親が同居を嫌がったらできる限り支援したいけれど、自分の生活もあるから厳しいですね。
もしあなたが母親の立場ならどうですか?Aさん 子どもに迷惑をかけたくないので保護制度を利用します。でも、そのことで子どもが周囲からいろいろ言われているのなら、辛いですよね。
Bさん 生活保護のイメージが良くないので利用をためらうと思います。でも、くらしが限界だったら利用します。
あなたはアルバイトをして月収8万円、 家賃3万円で暮らしています。同じアパートの隣に住む20代の夫婦が生活保護を受けていることを知っています。その夫婦がお寿司屋さんに入るのを見ました。そのときあなたは、どう感じますか?
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