北海道勤医協 事務職員が自主的に学習
コロナ禍で各院所の交流が難しくなる中、北海道勤医協の事務員は、「楽しく元気になれる学習会を」と、「Jet会」として自主的に学んでいます。
このとりくみを全日本民医連民医連「事務集団『三つの役割』実践交窪会」(3月24日で発表すると、最優秀賞を受賞しました。
きっかけは
しりべしJねっと
2013年、勤医協小樽診療所、勤医協余市診療所、勤医協黒松内診療所の事務職員が「横のつながりを強め、元気になる研修会をしたい」と自主的に集い、しりべしJねつと」を発足。各院所の歴史やとりくみを共有し、交流を深めてきました。
しかし、コロナ禍で集合研修が制限され、職員同士が交流する機会が減ってしまいました。各地に転勤・異動していた「Jねっと」を経験した職員たちは、再び気軽に参加して元気になる場をつくろうと、「事務が(JIMU)」「楽しく(ENJOY)」「教え合う会(TEACH)」の頭文字をとって「Je t会」と
しました。
知りたいこと
困つたことから出発
2021年7月5日、7院所から30人が参加して1回目のJ e t会企画をオンラインで開罹。2人の若手係長が仕事で失敗したことなどを発表し、質疑応答をしながら不安や悩みを共有しました。「みんな同じようなことに悩んでいると分かって心が少し軽くなった」と好評でした。
参加者の声が企画に
「私の仕事を知ってほしい」。参加者から寄せられた声を受けて、中央病院医師研修課と医学生課、学生や研修医の実習を受け入れている札幌病院検査科の職員が講師になり、「多職種でとりくむ医師後継者づくり」の学習会を2021年12月22日に開催。医師育成の困難さや、民医連らしく多職種でとりくむ豊かな経験が語られました。
今年2月22日には、道東勤医協の職員19人含め53人が参加して学習会「はじめての後輩指導」を実施。後輩の指導方法や関わり方について、10年目の医事課長と4年目の診療所職員が、育成する立場と指導される立場から思いを語りました。
Jet会は、企画立案や司会などの運営を担う事務局員が成長する機会にもなつています。
Jet会の取り組みが最優秀賞を受賞 全日本民医連 事務職員「三つの役割」実践交流集会
3月24日に全日本民医連で開罹された「事務集団『三つの役割』実践交流集会」で、Jet会事務局とりくみを発表すると、全国の50演題の中から、最優秀賞を受賞しました。
事務局の一人は、「参加者が少しでも前向きな気持ちになってくれたら嬉しい。今後も楽しい学習会を企画します。事務局員も募集中です」と呼びかけます。