2010-04-01
無料低額診療制度適応事例
Dさん(57歳、男性) は炭鉱夫でしたが、炭鉱閉山後、市外の警備会社に就職。夜警などの警備の仕事に従事しながら、高血圧症、橋本病で通院加療していました。
2007年1月受診後、翌月になっても来院せず、3月受診時に「職場を解雇され、ハローワークに通い仕事探しをしていた」と話されました。その後の受診も、延びのびとなっていました。
仕事がみつからず、健康食品のサプリメントと薬を1日おきに内服している状態でした。
さらに失業中に追い討ちをかけるように、アナフィラクトイド紫斑という皮膚疾患を発症。S病院の皮膚科に入院後、長期通院しなければならない状況となりました。
2008年9月に看護師2人で訪問したところ「生活保護の申請に行ったが、役所の窓口で、生命保険を解約し、そのお金が無くなったら再度申請に来るように言われた」と話されました。そこで、無料・低額診療の活用をすすめましたが寡黙で控えめなKさんは、「もう少しがんばってみる」と受け入れませんでした。
しかし、事務長からも再度説明し、無料・低額診療での受診につながりました。現在は、検査など含め安心して定期受診されています。