災害について考える 避難模擬体験 小樽診療所と友の会

2021-11-22 ニュース

勤医協新聞 2021/11/11

 10月19日、友の会員と小樽診療所職員11人が参加し、「災害について考える」をテーマに模擬避難と避難所訪問を行いました。これは、おたる健康友の会が2019年度に行った月間アンケートの中で、「指定避難所まで遠い」「避難するより家にいた方がよい」など、災害時の避難についての不満や不安の声が多かったことをふまえ、昨年に引き続きの実施です。
 模擬避難では、避難所まで約1キロ離れたAさん宅から健常グループと車椅子グループに分かれて出発。移動中に気付いた危険なところを写真に撮りながら進み、健常グループは20分、車椅子グループは24分かかりました。
 参加者からは「いざといぅ時こんな距離を移動するのは大変!」と悲鳴に近い驚きの声も。急な坂道、点字ブロックの破損などが散見され、避難所までの移動の大変さを身を持って感じることができました。
 その後、避難所に指定されている診療所隣の小学校を市の防災担当者と訪問。備蓄品などの整備状況を見学しました。模擬避難で見つけた問題点は、昨年度の結果も含めて市に改善点を訴えかけていきます。