2023-07-21
ニュース
市民構成劇には職員有志が役者で登場
勤医協小樽診療所では、職員が小樽の歴史や診療所の歴史を知る機会として、小林多喜二に触れる機会が多く、多喜二祭もそのひとつで参加をしています。
企画のひとつに、市民構成劇があります。多喜二の作品など労働者の歴史や小樽の人々の様子、多喜二の生い立ちなど様々な内容の舞台劇、朗読劇が行われてきました。
市民劇に診療所職員が参加を始めたのは2016年から。今年も、多喜二の作品「地区の人々―火を継ぐもの―」に、市民とともに役者として参加。多喜二祭は、長く診療所の地域活動として続いています。
用語解説 多喜二祭
2023年は小林多喜二生誕120年・没後90年の記念の年です。多喜二祭は多喜二没後55年の1988年から墓前祭として市民の手で行われています。命日の2月20日は寒中でもあり、次はお墓の建立された6月にと考えていた矢先のコロナ禍。
今年は、3年ぶりに、真夏の多喜二祭として開催できました。
北海道勤医協は、国民の暮らしといのちが失われる要因の大きなものとして戦争に反対し、それに向かおうとする政策、言論、文化にも警戒をしていくことを綱領で定めています。第二次世界大戦当時、戦争反対を貫いた作家・小林多喜二の地元の医療機関である勤医協小樽診療所は、多喜二の生き方からも学び、戦争と戦争政策に反対していこうと決意を込めて、多喜二祭を応援しています。