新入職員オリでLGBTQのとりくみレクチャー 札幌病院

2024-05-03 ニュース

 札幌病院では毎年、新入職員オリエンテーションをおこない、勤医協の歴史や綱領、医療倫理などを伝えています。今年は4月1-2日にかけて実施し、新たに「LGBTQ +と医療」のテーマを講義に加えました。

 講師となったのは、札幌病院LGBTQチームなどのメンバーである同院のソーシャルワーカー。LGBTQ +とSOGIEの基礎知識や北海道勤医協・全日本民医連がとりくんでいること、私たちにできることを紹介し、「無差別平等の医療と福祉を理念に掲けている組織としてどのようなセクシュアリティであっても全ての人が受診しやすく、働きやすい組織づくりをめざしています。個性や多様性を認めあい、誰もが生きがいと誇りをもつことができるまちを実現しましょう」と呼びかけました。また、性的マイノリテイーに寄り添ぅ意志を示す「ALLYバッジ」を渡しました。

 新入職員は、「テレビなどで性的マイノリティーを見聞きしても、実際に学ぶことはなかったので勉強になった」「『だれでもトイレ』が日本中にあると良いと思った」「医療現場での対応について知ることができた」と感想を寄せました。
 さつそくALLYバツジをつける新入職員も。チームメンバーは「今後もLGBTQ+をテーマにした学習会を続けたい」と話しています。

 苫小牧病院と中病の新入職員オリエンテーションでも中病SOGIEプロジェクトの資料を使って学習しています。