抗がん剤治療(分子標的薬)と放射線治療が有効 血液のがん
血液のがんは「不治の病」ではなくなりました
血液疾患は健康診断や受診時の血液検査で発見されるケースも少なくありません。当院の診療科や地域のクリニックからの紹介患者さん、救急車で搬送された患者さんに血液疾患が見つかることもあります。
私たち血液内科医は患者さんの体を診察し、血液細胞を顕微鏡で観察し、染色体・遺伝子・分子など目に見えないミクロの世界に潜む異常まで分析します。病理医とも十分に議論し総合的に最終診断を下します。
かつて「不治の病」と呼ばれていた血液のがんも治療法の進歩で完治を目指せるようになりました。主な治療法は抗がん剤治療で、放射線治療を組み合わせることもあります。近年は「分子標的薬」といった効果が高く副作用が少ない治療薬も誕生しています。外来通院で抗がん剤や放射線治療を行うことも可能です。
悪性リンパ腫のPET画像
悪性リンパ腫のCT画像
勤医協中央病院 血液内科
血液内科 | 診療部長、総合診療・血液病副センター長、外来化学療法室室長 石原 敏道 |
医長 佐賀 智之 | |
研修医 菱山 真史、勤医協 伏古10条クリニック 所属 金川 実千代 |
検査のご案内
勤医協中央病院で検査を受けることができます。ご希望される方は、主治医や看護師にお伝えください。